スマートボール

スマートボールはもともとビリヤードに由来しています。

愛用していた貴族の名前をあてて「パガテル」と呼ばれていたようです。

キューを右に固定したもので、弾いた球を穴に落とすことで遊んでいたのでしょう。

雨の日でもテニスがたのしみたい貴族の発想から卓球が生まれたように、手軽にビリヤードが楽しみたかったのかもしれません。

フランスの貴族って、遊び心があるというべきでしょうか、遊んでばかりというべきでしょうか。

ベルサイユのばらの貴族も、いつ働いていたのかさっぱりわかりませんでした。

今ではスマートボールの事自体、知っている人が少なくなってるかもしれません。

盤に空いた穴の中に玉を落として、その落とした穴によって球の払い出しがきまります。

形状は、ピンボールの台を想像してみてください。

「パガテル」もアメリカに渡ったものはピンボールに発達し、日本ではスマートボールになったのです。

「落とした穴によって払い出しが決まる物」はそのうち「プライズボール」という、ビンゴのように落とした穴の揃った列で払い出しもしくは景品が決まりました。

このゲーム性は後にアレンジボールや雀球に移植されたのだと思います。

とはいえ大変緩やかなギャンブル性しか持ちえませんでしたから、今のパチンコのような活気ではなかったと思ってください。

いまは「台に食いつかんばかり」の殺気立っている人もいます

衰退

私が小さいころにはまだスマートボールやアレンジボール、雀球といった店舗がありました。

そのうち温泉街でした見かけられなくなり、今では私が住んでいる近所では見かけることはありません。

全国的に見れば、浅草や大阪の新世界あたり、江ノ島やレトロな温泉街にはあるようです。

いまでもパチンコと同じく風営法の傘の中にありますので(夜店は別扱いです)、子供の入場は厳禁です。

一応「みなし機」として撤去されるべきものですが、ギャンブル性も少なく、これで大きな射幸心を煽られる人もいません。

スマートボールで恨みつらみが生まれたら、大笑いしてしまいます。

「普通機」と同じ救済的特例が適用され、継続設置されているものです。

このスマートボールにノスタルジーを感じるかと言われれば、私はそうでもありません。

どちらかと言えば「雀球」や「アレンジボール」のほうが若干の馴染みがあります。

ただしこれも10代後半になってから、それこそ生き残りの店で遊んだ程度。

幼かった私がかろうじて覚えているのは、手入れで手打ちのパチンコです。

Theme by RoseCityGardens.com